ちっちゅう

タクシードライバーのちっちゅうのネタバレレビュー・内容・結末

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

2022.09.17(土)
ストーリーを愉しむ作品ではない。
最後まで重苦しい雰囲気の中、そこに込められたメッセージは何か。

社会的な背景を把握しないまま観たけれど
ベトナム帰還兵であることが重要なポイントだろう。
国のため戦い、心身ともに傷ついて帰ってきたのに
待っていたのは冷たい社会。
何をやっても上手くいかず、次第に狂気に駆られていく。
政治家の暗殺には失敗し、次に狙ったのは家出少女を食い物にしている悪い男たち。
トラヴィスは英雄扱いされて社会にかえってきたけれど
もし暗殺が成功していたらどうだったか。
彼の中の狂気は、次の獲物を探しているのだろうか。
エンディングからは読み取れなかった。