ハリマ江戸

タクシードライバーのハリマ江戸のレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.2
帰還兵トラヴィスは、大都会NYで生きていく。
食うために選んだのは夜間タクシードライバー。
夜のNY。欲望にまみれた街。
俺がこんな生活をしているなんて…。
欲にまみれたやつらなんて、一掃すれば…。
過激になっていく思想。
街角でみかけた彼女への想いは砕かれ…。
大統領候補者の暗殺計画、娼婦の救出。
そして、英雄へ。

安倍首相を殺した彼とシンクロする。
NYの昔の映像、音楽、質感、結構好き。
狂人と英雄は、紙一重。
何せ、あのロバート・デ・ニーロが若いし、モヒカンになるしw
ジョディー・フォスターが若い!!

あらすじ〜〜
トラヴィス。元海兵隊。
タクシードライバー募集をみつけ、夜間ドライバーに。

夜の街をみれば、娼婦に売人…
奴らを洗い流す雨はいつ降るんだ。

どこかに居場所が欲しい。

ある日、街で見かけた女性。
「彼女は、掃き溜めに舞い降りた天使のようだった。」
ベッツィー。
彼女の職場(選挙事務所)に張り付くトラヴィス。
ベッツィーにアプローチ。
「君は一人ぼっちだ、幸せじゃない。何かが足りない。あえていうなら、友達かな。」

デートの約束をとりつける。
カフェへ、次の予定は、映画でも。

「歩く矛盾。それがあなた。」

誘った映画は、ポルノ映画。
映画はポルノだけしかしらないトラヴィス。
失望したベッツィー。
拒否されるトラヴィス。
女に失望、そして世間に失望。

どこにいても寂しさがつきまとう。
孤独だ。

変わり映えしない毎日、だが、突然変化が訪れる。
銃の購入。
身体を鍛え直す。
ある計画が頭の中で熟していく、真の力、たとえ国王の軍隊でもそれをとめることはできない。

候補者演説会場に現れるトラヴィス。

いきつけの店で押し込む強盗。銃で犯人を撃つ。

ある夜、タクシーに逃げ込んできた娼婦。
12歳、アイリス。

アイリスを救うために彼女を買う。
しかし、彼女は、他に行くところがない。
現状に満足している、と。
困惑するトラヴィス。

そして、大統領選演説。暗殺計画。見事に失敗。
アイリスの元へ。
ブローカー連中を次々と殺すトラヴィス。
死ねなかったトラヴィス。

その行動が、彼を英雄とさせる。
アイリスの親から、激励の手紙が…。

再び出会う、ベッツィー。
あっさりとした別れ。

ミラーに映るは。自分。
ハリマ江戸

ハリマ江戸