MubaoMasato

タクシードライバーのMubaoMasatoのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.6
「タクシードライバー」
最悪のごみ溜めの町に一人のタクシードライバーが主人公の映画。
彼は、変わりたいと思い、町を出たいと思うことや女の人に恋をしたり最悪の町を見ながら物思いにふけったりや政治家と喋ったり等々。
彼は、世界に驚きを与える人間になりたいと考えているが、自分が見た時は主人公の行動は全て暴力が伴っており知識や脳が発達していないと感じた。

政治の話や福祉の話には興味が無いと一刀両断しているが、最悪の町に蔓延る人々は差別していて、一掃して欲しいと次期大統領に提言する。
また、彼女に映画館にポルノ映画を見せたりや相手の彼氏を悪く言ったりして、僕でもこんなことはしない程の常識と女性を知らない。

しかし、愛する女性や助けたいと思ったら愚直に取り込んでいる。でも、執着は誰よりも強い。

彼は、最終的には新聞に載るほどの悪党を懲らしめ、女性を救って小さな英雄になるが、大統領暗殺を考えてもいた。もし、大統領暗殺したならば世紀の大犯罪者であろう。
この違いは何なのであろうか?同じ人間であるが、価値が違う。これは、差別であるが、全ての人がしていることだろう。
人間は人権では平等だと言うが、そんなことはない。人間は金と環境と能力で差別される。
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