ボックボック

タクシードライバーのボックボックのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.0
※ネタバレ※
哲学っぽすぎるベトナム映画。
ン10年前、映画館で多分300円で見たのが初見。当時は何か褒めないとバカだとバレるのが恐くて絶賛したけど、今あらためてン10年ぶり見たら実はやっぱりわからないバカぶりを認識できました。

ベトナム戦争の鬱屈を表現した暴力は良いが、あっちこっちにぶれ過ぎて、結局最後の売春元締め皆ごろし含め、結局何だからからない終り。
「ジョディー・フォスター、超絶美しいが名作無し」を唱えている身として、子ども時代から美しいことはわかったけど、やっぱり子どもなのでさすがにえろい欲望は全く湧かず、結局なんでトラビスがああなってしまうのか謎のまま。

名作のランボーやローリングサンダーは、素直に復讐という流れでバカにも理解しやすくて助かりますし、何より爽快感が違います。
タクシードライバーはハッピーエンドのはずなのに、スッキリ感の無い残尿感映画ということが、自らのお年頃から一番すっきりくる結論です。