リアルな狂気が感じとれた映画
主人公はロバート・デ・ニーロ
さえない40歳くらいのタクシードライバーが主人公なのだけど、悪くない人そうだし、美女といい感じになるし初めはコイツやるやんってなる。でも気づけば街を見渡して「このクズたちを洗い流す雨はいつ降るんだろうか」とか「世界中の女は俺を恋人にするべき」とか言ってる
タクシーの窓から見える景色がだんだんと画面がブレていって、気がおかしくなっていく様が感じ取れた
はじめはまともな人に思えた主人公が変わっていく様によりリアルな狂気を感じた
ベトナム戦争の帰還兵で心を病んでいると言うことと不眠症がベースにあるということは忘れてはいけない
ただ、ノンフィクションの世界を考えた時にもいつどういった経緯で不審者が近くにいるかわからないし、逆になんでこう言う事件がこんなに少ないんだろうっていう感覚になった。身近な環境に対して無意識に抱いていた信頼が壊れかけた
ちなみにこの映画はジョーカーの元ネタにもなっているらしいですね
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