かすん

タクシードライバーのかすんのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.0
孤独からうまれる危うさ。
うまくいかないことへのイラつき、治安の悪さ、そこにちょっとの一般道徳的な正しさが混ざりどんどんフラストレーションが溜まっていく。
捨てるもののない者の怖さがある。
ジョーカー(2019)の原点になっているんだろうな。
この映画の結末もちょっとした違いでもっと悪い方向に転がったことも十分に想像できるし見ていてそわそわする怖さだった。

音楽面も寂しげなサックスが不穏さを感じられ印象的だった。