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タクシードライバーのwhitelilyのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.5
(いい意味で)変に依存性がある映画のひとつ。

夜の中にはこんなに人が溢れているのに…自分だけひとりぼっち。誰も自分を理解してくれない。そんなトラヴィスの孤独が街のネオンや恋人たち、降りしきる雨からも映像を通してバシバシ伝わってくる。
孤独になるにつれ哀愁を増すデニーロが渋くて好き。

オープニングからトラヴィスの目線で映し出される手法に惹き付けられ感情移入してしまうのかも。きっとこの作品の持つ世界観がすごく心地いいのだと思う。

そして後半のストーリー展開はもはやサスペンス(というかホラー💧)。孤独は人を狂気の道へ走らせる…。
デニーロのモヒカンも一見の価値アリ、ですね。

音楽も素敵な作品。一度観たら忘れられない。
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