Yu

タクシードライバーのYuのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
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俺に用か?俺に向かって話しているんだろう? どうなんだ?
鏡の前で歯ブラシを構えてやってみても、どうにも決まらない、
鏡に映る半ば狂人にしかみえない自分の姿と、画面に映るトラビスを比べて、かなり残念な気持ちになりました。
自分には背景の濃さと、自体の深刻さが欠けててからあの染みる感じは出せないんだろうな〜

マンハッタンの街を彩るネオンの光と、うっとりしちゃうようなサックスの音色が心地良い!
そんな心地よさの裏には汚れきった人間が闊歩しまくる。なんかやだなぁ、なんかやりてえなぁはどうしても生まれちゃうよね!
立候補者をタクシーに載せるシーンで、トラビスが話しながら、やりたいことに気づいていく感じ。すげ〜続々する!

かなりチープになるけど池袋渋谷新宿あたりを歩いてると、なんかやりてぇなぁって気持ちになるよね!

戦争で溜まったヤバさが深刻な不眠症を生み出して、そんなやつが「なんかやりてぇなぁ」を考え出すと、こんなことになっちゃうって、なんというかとってもいいですよね〜

13歳の娼婦が傾いたサングラスをかけながらジャムトーストにかぶりつく映画を朝から見ちゃって(コーヒーも飲んじゃって)今日はなんかおしゃれな気持ちになったと鼻を膨らませております!!!
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