鷺宮テラス

タクシードライバーの鷺宮テラスのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
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怖い。胸の奥から嫌な予感が滲み出る。最後まで観たとき自分の中の大事な"何か"が失われるかと思った。

女優陣たちのとても可愛いお洋服、デニーロさまの顔芸、そして男性陣のアイテムのカッコよさ。

出演者が一瞬だけ見せる素晴らしい笑顔と段々と不穏になってくる音楽で堪えられなくなって途中で抜け出した。


たとえば1時間過ぎたあたりの鏡の前?で自問自答するデニーロさんがトムホのような可愛い笑顔を見せるの。それまでの彼の行動からそれがおそろし過ぎた。

たまらず外へ出たときには晴れていた夜空が一瞬で土砂降りの雨。

戻れと神様が言っているのかと思った(大真面目)

そして続きを観て最後まで観れて良かった。(勝手に予期していた展開と違って安心する。)

なんなんだこの感覚は。
marvelよりもやさしい英語で演技と音楽と撮り方でこれだけこわく出来るなんて。当時の世相やビジネスの交渉まで教えてくれて。し、信じられない。

胸の重苦しさはまだ取れてない。そしてジョディ・フォスターの天使のような笑顔も。
鷺宮テラス

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