喜連川風連

タクシードライバーの喜連川風連のレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.0
うまくまとまらない。

クソみたいな日常。
兵隊で国のために戦ってきたのに、誰も自分を見やしない。

しまいには
大それたことをして、
誰かのために義憤を働いて、
生きていることを証明しようとする。

だが、それもおっせかいでしかない。

最後まで彼がクソみたいな日常を変えるために選択した暴力とそれがもたらした結果になんの驚きもなく、淡々と終わった。

比べるのも野暮かもしれないが、
キューブリックの描いた狂気に比べたら、まだまだ人間の本質に迫れるはずだし、期待値が高かった分、驚きはなかった。
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