このレビューはネタバレを含みます
トレヴィスがなぜ犯行に及んだかの動機がいまいち解らずに観ていたのだけれど、それこそがこの映画の素晴らしいところだと思った。観終わったあとにいろいろと考えさせてくれる映画を名作とするなら、この映画は名作の1つだと思う。
観終わったあと改めて考えてみた自分の考えとしては、トレヴィスは何でもいいから大きなことをしたかっただけなのかもしれないと思った。それは大統領候補暗殺でも、一人の少女を悪から救うでもなんでも良かった。トレヴィスは自分の現状を憎んでおり、何かしなくてはこのまま変われないという焦りがあったのだと思う。その思いがこのような行動につながったのかもしれないなと思った。