さすらい農場

群盗荒野を裂くのさすらい農場のレビュー・感想・評価

群盗荒野を裂く(1966年製作の映画)
4.7
〜 一人は多勢を薙ぎ払うマシンガンを
  もう一人は一撃必殺のライフルを求めた 〜

原題 : QUIEN SABE?
(さあ?/知らんけど)

1910~1920年メキシコ動乱期
粗暴で直情型の盗賊頭
謎めいたグリンゴ(アメリカ人)の若造
危険だが情に熱い男と金しか興味がない男
全く違う者同士の友情と揺らぐ大義
陽気な騒ぎの傍で無造作に転がる死人
カオスな世界で[真の価値]はどこにある?

社会派マカロニの骨太傑作
監督はダミアーノ・ダミアー二
(コンビ名とかではありません)
[これはメキシコ革命期を描いた物語]であると
監督は本作を西部劇扱いされくなかったらしいが
そ ん な の ど っ ち だ っ て い い

本作はベトナム戦争が激化した時代の象徴
他国の内乱に乗じて画策する諸外国
民衆を苦しめる[国益]の不条理
ならず者国家を支援する国
今も変わらぬ国交問題

熱い激情にあふれる詩情!
ガサツなフリして繊細でインテリ
ジャン・マリア・ボロンテが役所広司に見える
若造ルー・カステルがいい感じに病的
本物のロクデナシ K.キンスキーが善人役で嫌だ
            (ダダ漏れる私情↑)
~ 俺は行く
今すぐ山脈に向かって ~

コテコテなメキシコ哀歌を放つ巨匠E.モリコーネ
https://www.youtube.com/watch?v=_mgJDIVxc6s

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旅の相棒ポテト🍟さんとの二夜連続鑑賞企画
今回もありがとうございます!
暴れたり戸惑ったりするボロンテさんに癒される♪
これはなんだかんだで面白い娯楽映画
上記のゴタクは全部忘れよう☆
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名作マカロニを一緒に旅できて幸せだ!
ではまたどこかの旅の空で🤟
アディオス!