せーや

タイタンの戦いのせーやのレビュー・感想・評価

タイタンの戦い(1981年製作の映画)
3.5
結局ポセイドンのおっちゃんは
ゼウスおじさんとテティスおばさんの
パシリのまんま終わっていったけど…。

ギリシャ神話の時代。
神々の王ゼウスと人間の女性の間に生まれた半神半人の英雄ペルセウスが、海の女神テティスにより与えられた試練に立ち向かっていく。

特殊効果の巨人レイ・ハリーハウゼン最後の劇場作品。

ハリーハウゼンについては
「恐竜100万年」で初めて見て以来、
その面白いキャラクターとリアルなストップモーションに魅せられてしまいました。
今回も、彼なしでは成立しない、素晴らしい作品に。

最近のリメイク版のほうが
映像技術がものすごいので
こっちはかなり無視されがちですが
ハリーハウゼンのストップモーションだけは
見る価値があるかと思います。

ストーリー自体はシンプルだし
演出もシンプルなので
やっぱり映像に頼るしかないんだけど
気になったのは神々の身勝手さですね。

リメイク版を先に見てしまったので
どうしても比べてしまうんですが
リメイク版より本作のが、神々の身勝手っぷりがものすごく感じられますね。

これで神様なのかぁ~
私たちはこんな人(?)たちを何千年も崇めてきたのかぁ~
と、なんだか切ない気持ちになります(笑)。

今ではあまり珍しくないというか
もはや映像は古くささを感じてしまうので
できればリアルタイムで見たかったです。
衝撃だったんだろうなあ~。

アンドロメダが綺麗でした。

ちなみに、ラストは
リメイク版より本作のが好きです。
せーや

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