『君の名は。』の元ネタのそのまたリメイク版(←ややこしい)。オリジナル版(1982)未見で鑑賞。
デビュー作『HOUSE ハウス』や、近年の『花筺』や『海辺の映画館~』が大好きで、これらを先に観てしまった後に本作を観た故にインパクトが弱くなってしまったという部分はあるにせよ、何故にこれほど世評が高いんだ?という疑問が残る1作であった。私的にはオリジナル版を観る意欲すら失わされた。
オリジナル版を観ていないので偉そうなことを言える立場でないことは自認しつつ言わせてもらうと、まるで“リメイクした意義”が感じられないというか、精々ケータイとか出てくるくらいでまるでアップグレードされていないように感じた。
まぁ大林さんは良く言えばご年齢もあり古風な人で、比較的新しい作品にも“昭和ノスタルジー”のようなものは常にあって、それ自体は全然良いし、新しめの作品ではそれらを残しつつもしっかり“今”の映画になっていたから好きだったんですけど…これはノスタルジーというには聞こえが良すぎるというか…大林さん好き故に許容できなかった。
主演の蓮佛さんは本当に素晴らしかったですけどね。