赤足

ラム・ダイアリーの赤足のレビュー・感想・評価

ラム・ダイアリー(2011年製作の映画)
2.8
カリブ海に浮かぶ島プエルトリコにやってきたジャーナリストのポール・ケンプ。仲間とラム酒を浴びるように飲む生活を送っていたある日、アメリカ人企業家サンダーソンと出会う。その婚約者であるシュノーの美しさに夢中になるが、いつしかサンダーソンの策略に巻き込まれていく。果たしてケンプは腐敗と強欲にまみれた真実を暴くことができるか…。


映画「ラスベガスをやっつけろ」で役作りの為に態々トンプソンと共に寝食共に過ごし見事映画でトンプソンになりきり、偏屈で変わり者であまり人を褒めないトンプソン自身が認めたほど!そこからの繋がりで交流を持つまでになり、いつしか親友になったジャーナリズム界の異端児と称された故ハンター・S・トンプソンの小説を基に、親友ジョニー・デップが製作、主演、企画をこなして映画化した伝記ドラマ。

久しぶりにインディーズ映画時代っぽいジョニーを見ることができた。最近では「パイレーツ」や「アリス・イン・ワーンダーランド」とメジャー作品が多いがやはり自分からしたら、ジョニーは商業的作品よりもマニアックなイメージが昔は強かったために久しぶりに生き生きした演技とトンプソンの演技が見れて嬉しかった。

だが、映画の内容は小説とトンプソンの自伝を混ざ合わせたような、終始アル中のようなグダグダ感の展開は否めなく、特にラストは評価しにくく決して嫌いな作品ではないだけに悶々としてしまった。しかし亡友のため製作したジョニーの熱意や誠意も込めて目をつむろうかと💧マニアックであまりおすすめは出来ないが興味ある人は無理せず見てほしいものである。


余談ではあるが、ジョニーはこの作品で共演したアンバー・ハードにお熱になり、長年連れ添った妻と離婚し、アンバーと婚約、2年後、離婚騒動、DV疑惑と泥沼化したことでジョニーの株を下げる事となるとはこの時の本人は露知らず!
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