ブラックファンタジー。
ある人が死んだ。褒められた奴じゃない。そんな彼にも後悔があるはず。。。
そんなものを笑い飛ばす、現実感がすごい。ホントの本音なんて、その本人しかわからん。
わかる人がわかっていれば、そんなメッセージもあるが、まわりがゴチャゴチャいう必要はない。
リリオムは阿呆だ。ジュリーも愚か。究極の思い込みで自惚れしながら生きる。生きていけるのだ、人は。
ボワイエはこの後のハリウッド作品のあの紳士っぷりが信じられないくらいの役作り。30年代特有のフェミニンな薄化粧(今の韓国アイドルに近いのかも?)もこの映画の雰囲気には合っている。
回転木馬(55)は、やはり喋りすぎだと、この映画を見返して思う。そうあって欲しい人が多いのだろうか?素直に描くとご都合主義に思えてくる。どっちが正解?ある意味この2つの作品の対比は面白い。
相乗効果でどっちも好きな作品に。