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終着駅 トルストイ最後の旅のlemmonのレビュー・感想・評価

4.2
ずっと観てみたかった作品。
ミレン&プラマー。
それに「イニシェリン島の精霊」が素晴らしかったケリーゴンドン。


世界三大悪妻のひとり、
文豪トルストイの妻ソーニャ。
何に対しても真っ正直すぎたせいか、
誤解も、都合の良い解釈もされやすい人間。
そんな悪妻に息吹を吹き込むヘレンミレン。
とても素晴らしかったなあ。

社会主義はわからん。
頑張った人だからこそ得る権利があると思ってしまうから、自分は資本主義者?

本作、ソーニャと相対するは、トルストイの著作権を国民のものにしようとするチェルトコフ。ふたりの攻防も描かれ、なかなか心穏やかでいられない展開だが、
ここに若い秘書となるワレンチンがいてくれることで、
軽やかさとテンポが生まれ、物語としてもとても見やすくなり楽しかった。

チェルトコフはポールジャマッティ。
イラつく😡。うまい👏。
ワレンチンはマカヴォイ。その恋人がゴンドン。
あ〜キャストが皆素晴らしくハマる😆。


そしてトルストイはプラマー。
先日ゲイ役を見たばっかだが、
もうほんとトルストイと同じく行き着くとこに行き切った俳優だなあと、魅入った。
憎しみと愛情。
ソフィアを見つめる様々な眼差しにやられた。


面白かった😳。
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