トルストイの晩年を描いた地味な題材でありながら、ジェームズ・マカヴォイの魅力と旨味と上手さが、これでもかっ!と凝縮された、個人的にはマカヴォイ作の中でかなり上位にランクインする名作です♪(ダラダラ~←よだれの垂れる音ですw)
文豪トルストイとその妻
外から見ればスキャンダラスな老夫婦の顛末が、マカヴォイ秘書君の視点を通して内側から描くことで、この映画のシンプルなテーマである「愛」が、すごくストレートに提示されている、純愛ロマンスに仕上がっています
なので
「長年寄り添う」という、その愛の形そのものが感動的でもあり
そして
終盤の妻、ヘレン・ミレンが、めっちゃ怖くて感慨深くもあるwww
このトルストイの妻・ソフィアは夫より16歳も年下!
12人もの子供たちにも恵まれ、「戦争と平和」や「アンナ・カレーニナ」といった代表的な大作もこの頃に執筆された事を考えると、私生活の充実と妻の支えが、トルストイを大作家たらしめたといっても過言ではないかもしれませんね
そこに来ての「わしゃ、財産いらん」宣言
妻としては「あんた、何言ってんの」ですよね、ほんとw
ロシアの貧困層の救済と、富への嫌悪に目覚めてしまった夫と、その妻との夫婦ゲンカに、翻弄されるマカヴォイ秘書♪
トルストイ主義の信仰者であったウブな若者が、いい意味でその信仰が崩れ去ることで、真の自由な愛に少しずつ気付きはじめていくのです・・・
それは
トルストイを聖人としてではなく
一人の人間として
ずっと傍で接したから、見えてきたものなのでしょうね
マカヴォイ秘書が23歳の童貞って、そこからして、もーどないしたらいいんですかwww
信念と希望に満ちた表情
まさかのベッドシーン
ウルウルの瞳に、乗馬
もれなく、ずぶ濡れマカオヴィも付いて
純朴な文系(童貞)男子が、一人の女性を本気で愛するという、純愛モノ以外の何ものでもないんですな
もうその表情が全部全部、極ウマすぎて、すぎて、すぎて、もーーーーー!!!
くしゃみを、私に、浴びせてくれっ!!!(オチツキナサイ)
文豪系(?)ですけど、物腰の柔らかい仕上がり
老夫婦のケンカが滑稽でもありますので、しっとり楽しみたい時はもってこい!
絶品マカヴォイがお供してくれます♪