原題『Liliom』 (1935)
監督 : フリッツ・ラング
脚本 : ロベルト・リーブマン
撮影 : ルドルフ・マテ、ルイ・ネ
音楽 : ジャン・ルノワール、フランツ・ワックスマン
出演 : …
記録
ユダヤ系の映画作家、フリッツ・ラングはナチ政権から逃れるため、母国や母語を捨てざるをえなかった。彼はそうした亡命映画作家の中でも最も著名な人物のひとりだろう。彼はフランスを経由しハリウッド帝…
フリッツラング亡命後初の映画。最終的にアメリカに渡るわけだが、その前の道中であるフランスで撮られた作品である。
何度も警察にお世話になるような体たらくなクズ男リリオムとその男を愛してしまった変わ…
ラング監督が自身のマイベストとした一本。ナチスドイツ脱出直後に手がけた唯一のフランス映画。当時欧米で人気を博していた同題戯曲(1909)の4度目の映画化。
ハンガリーの首都ブタペスト。回転木馬の客…
記録です。
フリッツラング監督作。会話なんて二次的三次的で、表情と位置どりによりキャラクター同士が呼応していくのが気持ち良い。というよりところどころのユーモアやシリアスの会話センス含めて言葉は頽落…
神話劇、SF、サスペンスといったジャンルの立派な作品で名声を得たラングが、異国で初めて手がけた通俗劇。といっても、オーストリア=ハンガリー帝国出身の作家による原作は、ラングにとって馴染みのあるものだ…
>>続きを読むさっきアマゾン・プライムで見ました。
救われないロクデナシなギャンブル好きとケンカ好きな男の末路に迎えるかと思いきや、最後、心に囁かれてハートウォーミング(Heart warming=心温まる)な…
このレビューはネタバレを含みます
ならず者の主人公リリオムの生と死を現実と幻想の混じり合った手法によって描く悲喜劇。
リリオムは本当にクズ野郎で、だけどなぜか憎めないみたいな感じをうまーくボワイエが演じている。(ほんとに毎回超が付…