しゅん

グラン・カジノのしゅんのレビュー・感想・評価

グラン・カジノ(1946年製作の映画)
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ほとんどの殺人は全く画面に映されず、前半に出てくる宿敵二人との対決のみが映される。そして歌は何度も映される。踊りのない、デュエットもないミュージカル映画。目立たない長回しも含めて、ずっと禁欲的にとられてる。最後のメルセデスの歌だけ細かくカットが割られているが、二つの爆発もさりげない。馬鹿らしい無情さと、脱獄の際に暗闇にアップになるところはやはりブニュエルだと思える。
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