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ル・ディヴォース/パリに恋してのqpのレビュー・感想・評価

1.5
 アメリカとフランスの合作ということで、それぞれの文化に対する考えはよく反映されていると思います。私自身が両国で生活したことがあるので、共感できるところと意外だなと思えるところがありました。1つ1つのことにアメリカ人とフランス人ではとらえ方が違うことは分かります。日本人は一部ではアメリカ人を、一部ではフランス人を支持するという気持ちを持つだろうと思います。

 ただ、異文化の違いを知りたいという気持ちがなければ、映画としては面白いものではないと感じます。雰囲気はフランス映画ですが、愛や離婚に関してはアメリカ人っぽく深みが足りないと感じました。ストーリーや人物の動きもフランス人だから、アメリカ人だからで終わってしまいます。

 米仏合作でありながら、化学反応が起きたというよりも、中途半端な作品になってしまった印象です。
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