本作、「戦争映画」史上でもカルト中のカルトというべきだろう。(なぜかこのページには記載されていないが)原題は『No Greater Glory』で、DVDも出ているので、見るのはそんなに難しくない。しかし、Filmarksにはこんな映画も登録されてるんだなあ。
個人的には初見時の感想が「グロテスク」だったのだが、再見してみて、我々が生きる世の中のグロテスクさを抽出しただけという気になった。例えば今年公開の「戦争映画」でいえば、『アウトポスト』で描かれる人間関係と本作のそれとの間にどれほど距離があるだろうか。
ちなみに無垢な演技で胸を締めつけてくるNemecsek役の少年ジョージ・P・ブレイクストンはその後、映画監督として『頓珍漢スパイ騒動 (Geisha Girl)』なる、全編日本ロケの作品を撮っているらしい。斎藤達雄が出演しているそうで、見てみたい。