nowstick

逃走迷路のnowstickのレビュー・感想・評価

逃走迷路(1942年製作の映画)
3.7
「ヒッチコックのスパイ物の作品はどうせリアリティが無いんだから、ストーリーとか全部捨てて、やりたいアクションシーンの羅列でいいんじゃね?」と前々から思っていたのだが、本作はそれを体現したような作品だった。
ヒッチコック自身は「詰め込みすぎた」と言ってるようだが、こっちとしてはヒッチコック作品に完成度とか期待してないので、このぐらい娯楽に振り切って貰ってどうぞって感じだ。
そういう点では本作は、007の娯楽に振り切った回や、5作目以降のワイルドスピードみたいで、嬉しかった。
細かいエピソードの繋ぎの部分で、ご都合主義的な展開が目立ちまくってはいるが、そんなんも含めて、もうどうでも良いんだろう。

という、褒めてるのか貶してるのかよく分からない感想になってしまった。
nowstick

nowstick