山中貞雄監督作品2本目。前作同様、市井のユーモアをベースにしてるが、後半に暗さを増してきた感じ。この人はそっち方面ではないかなあ。しかし何よりフィルムの保存状態がひどくて、音声の聞き取りづらさが半端…
>>続きを読む2024年 7本目
1936年に公開、天才監督として知られる山中貞雄によって製作された時代劇映画作品である。 わずか5年で26本の作品を残したのだが、山中作品でほぼ完全な形でフィルムが現存されてい…
雪といえばな一本、若き原節子と雪。
最初は小刀を軸に話を広げ、そちらがあっさりと回収されれば原節子がマクガフィンに変わっていく作劇の上手さと面白さ!
中村翫右衛門がもう最高。
幼い姉弟のために命を賭…
音声良好、カラー調整の改訂版で今回拝見したが、学生の頃文芸座で観た時以来の認識に劇的変化。甘酒の露店売りでデヴューした原節子の初々しさと、河内山宗俊河原崎長一郎とヤクザ用心棒中村翫右衛門の路地裏での…
>>続きを読む本日の巣ごもり鑑賞。
28歳で戦病死した山中貞雄監督の、作品として残っている三本の映画の一つ。
伝説の監督作品ではあるが、義賊・河内山宗俊が小料理屋兼賭場の女将のヒモとされ、庶民に寄せた設定となって…
このレビューはネタバレを含みます
このレビューはネタバレを含みます
とても小気味の良い作品で、終始テンポが良い。撮られた年を考えるとちょっと信じ難いほどの出来映えだろうと思う。「河内山宗俊」というと何となく勧善懲悪な娯楽作のイメージ(勝新や丹波さんのテレビドラマのイ…
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