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若さま侍捕物帖 鮮血の人魚のhummingbirdのレビュー・感想・評価

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57年、カラー、シネスコ。橋蔵の「若さま侍」シリーズ第6作。

悪者が2組でストーリーが読めないのと、登場人物・モブ・セットなどが多くて、全体的な作品のスケールが大きいので面白いと思う(東映YouTubeで見たけど、シリーズの中からこれが配信に選ばれたのが分かる気がする)。

ストーリーにメッセージ性があって、封建主義に批判的なのが珍しい。撃たれた侍が「こんな死に様をしようとは、何のための免許皆伝か」と言ったり。

60年ごろの東映時代劇と比べると、知らない俳優さんが多い。若さまの下宿の娘さんは「警視庁物語」の星美智子。橋蔵は普段はチャラくても、殺陣がキリッとしているのが良い。シリーズを通して着物が豪華なのは変わらない。
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