mitakosama

若さま侍捕物帖 鮮血の人魚のmitakosamaのレビュー・感想・評価

3.1
東映・橋蔵版の若さま侍の6作目とのこと。
隅田川の花火大会で殺された花火師から端を発する。玉屋で無く鍵屋って言ってるね。

この花火に遣われたとされる新型火薬を巡る攻防が描かれる。
火薬を開発し尾張家の混乱を企む一派。リーダーが進藤英太郎。相変わらずの名ヒールっぷり。
さらに火薬を横取りし商売に活かそうとする廻船問屋の一派。
そして若さまを中心とした捕物の一派だ。
この三すくみが中々面白い。悪役に値するのが2グループというのは先読みできない展開だもんな。

それにしてももう少し人魚の設定を活かして欲しかったな。
でも、火薬による巨大爆破を演出するために一部ミニチュア撮影も遣われたようで色々見どころがあるわ。
mitakosama

mitakosama