妻に尻に敷かれている夫が、モガの姪に触発されるってだけの話。
他愛もない会話の節々から溢れ出る、登場人物、役者の愛嬌にやられる。ネチネチ人が詰められているシーンでも素の良さを隠す事が出来ていない。
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小津監督によるトーキー第2作。
舞台は東京・麹町の大学教授・ドクトルの邸宅。妻の尻にしかれる大学教授の小宮(斉藤達夫)のところに、大阪から姪の節子(桑野通子)がやって来た。
節子は車の運転もする自…
台詞に散りばめられたユーモア、ラストカットの遊び心たまりません。
大阪からやってきたモガ・節子の自由で積極的な振る舞いが淑女たち、そして夫にも徐々に変化をもたらしていく。
「男らしさ」を演じる旦那。…
小津がルビッチスタイルで作るとこうなるとわかって興味深い。
医学博士の斎藤達雄とその妻、栗島すみ子の夫婦を中心に大阪から遊びに来ている姪っ子の桑野通子が絡んでゴタゴタしつつも最後は夫婦円満に丸く収ま…
・妻の尻に敷かれる夫がモガの姪に触発され、妻に対してガツンと言おう(=ビンタ)と発奮するコメディ。古今東西、関係を上手く進めるために夫が妻を立てたり、その逆もあるけれど意外と一方的な思い込みも多いと…
>>続きを読むすごいなあ、ちょっとアメリカの風味も感じられる小津流の良きコメディ。
桑野通子のモダンな装いがイケてる。ロングコートと半分目が隠れるハットがかっこいい。
『宗方姉妹』に出てたドン・キホーテの言葉…
策士なドクトルと見事にまるめ込まれるその妻
夫婦=他人との関係性をうまく保っていくためには、お互いの意見を聴き、間違ったら素直に誤りを認められることが重要のように思う
どんな関係性であれ「ありが…
松竹株式会社