このレビューはネタバレを含みます
基本的に前作と同じノリで話が進むものの、アンチクライスト（サタニスト）イキリが今観るとキツイ。
かかる曲もサザンロックが主であるため、「これ白人がイキってるだけじゃん」的な冷めた見方をしてしまう。
マリリン・マンソンとかが機能していた牧歌的時代の産物なのである。
以上のマイナス面はあれど、やはり濃密でレベルが高い作品だと思う。
投げナイフで銃を制するシーン、ダニー・トレホの強キャラ感、一家団欒と凋落、そして『悪魔のいけにえ』オマージュ（トラックにはねられたり、レザーフェイスが出てきたり）、など見所が多い。
「家族が多くてキャラがわかりにくい」という前作の弱点を克服している。
なにより、ヤバイ保安官が出てきて極私的なジャスティスを執行する流れが好きだから、「いけいけワイデル保安官！」と応援してしまった。
結局、首ねじ折られて死んじゃうけど。
