あざらし

デビルズリジェクト〜マーダーライドショー2〜のあざらしのレビュー・感想・評価

3.5
「こいつはキャプテン・スポールディングだ」

1978年5月18日ジョン・ワイデル保安官はラグスヴィル郡警察を従え、掃討作戦にて任務を遂行しました。

家の中からは75件以上の殺人事件に関する写真や切り抜きが発見されます。

この残忍な犯罪を行った一家は究極の悪魔として永遠に記憶されることでしょう。

牛の首が飾られた牧場に数台のパトカーがやって来ます。中の住人はまだ寝ていました。警官たちは正義を翳し、住人を"駆除"しようとしています。

ロブ・ゾンビのマーダーライドショーのシリーズ2です。私はなぜかスリーフロムヘルからの鑑賞です。

スリーフロムヘルも容赦ない凄まじい殺戮が観られましたが、それを上回る残虐さと名高いシリーズ2だと期待して観ましたが、激しさやサイコ的はずっとスリーフロムヘルの方が上まっていると思います。

この映画の何が恐ろしいかというと、物凄く残虐なのに、とてもかっこ良く上手く出来ているところです。

殺戮を楽しんで作られていると感じられるのに、それのファンが多いのも恐ろしく思います。

サイコでイカれている彼ら一家にはもう何であっても敵わないです。出会ったら、自分の尊厳を失うこと無く苦しまず死ぬのを願ってしまいます。

隣人の頭が吹き飛ばされたのを目前にした途端、嘔吐するなどの細かい描写が出来るロブ・ゾンビ監督が、本気で楽しんで殺戮を描き、台詞も演出もキレて描いています…そこが一番恐ろしい映画です。

「俺は悪魔だ。
これが悪魔の仕事さ」
あざらし

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