kazu1961

眼下の敵のkazu1961のレビュー・感想・評価

眼下の敵(1957年製作の映画)
4.4
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-535 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋これは素晴らしい!!戦争映画の域を超えた、アメリカ駆逐艦の艦長とドイツ潜水艦艦長の知略を駆使した息詰まる戦い、男(漢)の戦いを描いた作品。戦争映画のおどろおどろしさはなく、ある意味ゲームのような感覚で観てしまえる作品!!

🖋️この人間味溢れる作品は、英海軍中佐D・A・レイナーが自らの体験をもとに書いた原作「水面下の敵」を映画化したもの。この知略を尽くした作品に映画を仕上げたのはなんと、歌手から役者へ、そして監督・製作業に転向したD・パウエル!!戦争映画の傑作を作り上げました!!

🖋️その知略を尽くした駆逐艦と潜水艦の戦いを描いたアクションシーンが秀逸。海中、海上での爆破シーンの迫力は見応えいっぱい。破壊シーンはミニチュア特撮が使われていますが、撮影にはアメリカ海軍が全面協力していて、実際の駆逐艦(USS ホワイトハースト)の砲撃・爆雷投下シーンが描かれています。 1957年度アカデミー賞特殊視覚効果賞受賞を受賞しました。

🖋️敵対しながらも互いに手腕を認め合う2人の艦長の素晴らしさ、この2人を演じたのは、ロバート・ミッチャムとオーストリアの名優クルト・ユルゲンス。この2人の演技合戦も大きな見どころです。

🖋️そして戦争映画にありがちな片方が善で片方が悪という表現が全くなく、アメリカ、ドイツどちらも公平な視点で描いているのがまた素晴らしいところ!!

👍Story:(参考: Google)
第二次大戦中の南大西洋。アメリカの駆逐艦が、ドイツの潜水艦の姿を捉え、戦闘が始まる。攻防を指揮する双方の艦長は、それぞれがこの戦争によって大切な人を失っていた。高度な操船と的確な判断によって戦闘が長引く中、2人の艦長は敵同士ながら互いに敬意を抱き始める。

🔸Database🔸
・邦題 :『眼下の敵』
・原題 :『The Enemy Below』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1957
・日本公開 : 1958/01/28
・上映時間 : 98分
・受賞 : 第30回アカデミー賞 視覚効果賞
・監督 : ディック・パウエル
・脚本 : ウェンデル・メイズ
・原作 : デニス・レイナー
・撮影 : リー・ハーライン
・音楽 : ハロルド・ロッソン
・出演 : ロバート・ミッチャム、クルト・ユルゲンス

🔸Overview (映画. com)🔸
イギリス海軍中佐D・A・レイナーが自分の体験にもとづいて書いた処女小説「水面下の敵」の映画化で、第二次大戦におけるイギリス駆逐艦とドイツ・Uボートとの戦いを描く戦記もの。「翼よ!あれが巴里の灯だ」の共同脚色者の1人、ウェンデル・メイスが脚色、「夜の乗合自動車」のディック・パウエルが監督した。撮影は「悪い種子」のハロルド・ロッソン、音楽は「気まぐれバス」のリー・ハーライン。主演は「海の荒くれ」のロバート・ミッチャム、「素直な悪女」のクルト・ユールゲンス、新人アル・ヘディソン、「アフリカの女王」のセオドア・バイケル
kazu1961

kazu1961