まもなく公開される「ハンターキラー潜航せよ」…
久しぶりの潜水艦映画ということで楽しみにしてます。
潜水鑑映画ってあんまりないですよね…パッと思い付くのが「Uボート」や「レッド・オクトーバーを追え」くらいかな…
おれが「潜水艦映画好き」って言う原因はこの「眼下の敵」という映画のせいです。
60年前の映画!
公開時に生まれた子が還暦!
おれはたぶん小学生の頃…テレビの洋画劇場で観て魅了されたのです。
第二次世界大戦…連合の駆逐艦とドイツのUボート…名艦長同士の経験値と知力を尽くした死闘…
殺し合いなのに見えぬ敵にお互い敬意のようなものを感じ始める二人…
「そう動くか?やつはどうしようもないバカか…恐ろしく切れるやつかのどちらかだな…」
たまりません…
最高です。
駆逐艦が通りすぎたあとの海面に「ドパーン!」と立ち上がる爆雷の水柱…
Uボートの中では駆逐艦に音を拾われないようにエンジンを停め声まで潜めるようにして深く深く潜航する…
この緊迫感にガキだったおれはすっかりやられてしまいました。
戦闘のあと…怪我人を救出…
「両腕をしっかり抱えろ!」
「腕が…腕がありません!」
戦争の恐ろしさも目の当たりにしました。
夜中…うちの両親は子供部屋から聞こえてくる変な物音に目を覚ましましたのでした…
「ピポーン、ピポーン、ピポーン」
それは子供部屋の膨らんだ布団の中から聞こえてきます…
「ピポーン、ピポーン、ピポーン…」
バサァっと布団をめくるとそこには…
お茶葉の入った茶筒を潜水艦に模して口で「ピポーン、ピポーン」とソナー音を出しながらさっきの「眼下の敵」を完全再現しているおれ…
「お前は…こんな夜中になにやってんだ!」
「艦長!発見されました!」
「急速潜航!残りの魚雷を全部ぶちこんでやれ!」
「なにがぶちこんでやれ!…だ…何時だと思ってんだ?とっとと寝ろ!」
「ピポーン、ピポーン…」