かわいくて、ほっこり🧡
ハートフルな児童文学作品。
「ふたりのロッテ」などで知られるエーリッヒ・ケストナーの原作を基に設定を現代にアレンジしてます。
点子ちゃんというのはあだ名で、ドイツで“点のように小さい子”という意味を日本の翻訳者が名付けたもの。ドイツ語読みだとプンクチェンだそう。
小学生の点子ちゃんの家はお金持ち。パパは医者で、ママは慈善活動で忙しくて家にいない。いつも寂しい点子ちゃん。
点子ちゃんと同級生のアントン君の家はシングルマザーで貧しい。でもママとはいつも一緒。病気になったママの代わりにアントン君がアイス屋で働かなきゃいけくて、点子ちゃんも何とかしてあげたいって思うのでした…。
2人は親の家柄に関係なく親友です。
お金と愛、やっぱり愛が強い。でもお金も必要だな〜と切実に思わされる。
さまざまな騒動を通して、親たちも一緒に成長するハートウォーミングなストーリー。
ママにまっすぐモノを言う点子ちゃん、言い得ていてスカッとしました。とっても大人な点子ちゃんです。
ラストの点子ちゃんのセリフが、最高に胸キュン💓
2人がとにかく可愛いし、性格もよくて、清々しい気持ちになれる作品でした。