ドイツの児童文学の映画化作品。
裕福な家庭の点子ちゃんと、母子家庭のアントン。
二人は仲良しだけど、点子ちゃんには裕福な家庭なりの悩みがあり、アントンには母子家庭ならではの苦労がある。
そんな二人が巻き起こす騒動に大人たちは振り回されつつも、皆がだんだんとそのペースにのまれていってしまう。
子供が主役の映画だけど、貧困問題など綺麗事だけではない部分も描かれてる。
それでも点子ちゃんとアントンの友情が、それぞれの親子関係や親同士のわだかまりを解消していく。
色んな問題を起こす2人だけど、二人の行動は友達や家族が幸せになって欲しいからこそ。
だからこそ2人が憎めないどころかとても可愛くて。
点子ちゃんがストリートミュージシャンになるシーンとか楽しすぎる。
ラストで点子ちゃんが呟く一言にじーんと来て涙。
家庭教師のロランスと家政婦のベルタのキャラもすごく良くって、2人が点子ちゃんを喜ばせようとするシーンにほっこり。
点子ちゃんのお母さんが1番イラッとくる。
お父さん優しすぎんか。