てるる

点子ちゃんとアントンのてるるのレビュー・感想・評価

点子ちゃんとアントン(2000年製作の映画)
4.0
ドイツの児童文学の映画化作品。

裕福な家庭の点子ちゃんと、母子家庭のアントン。
二人は仲良しだけど、点子ちゃんには裕福な家庭なりの悩みがあり、アントンには母子家庭ならではの苦労がある。

そんな二人が巻き起こす騒動に大人たちは振り回されつつも、皆がだんだんとそのペースにのまれていってしまう。

子供が主役の映画だけど、貧困問題など綺麗事だけではない部分も描かれてる。

それでも点子ちゃんとアントンの友情が、それぞれの親子関係や親同士のわだかまりを解消していく。
色んな問題を起こす2人だけど、二人の行動は友達や家族が幸せになって欲しいからこそ。
だからこそ2人が憎めないどころかとても可愛くて。
点子ちゃんがストリートミュージシャンになるシーンとか楽しすぎる。

ラストで点子ちゃんが呟く一言にじーんと来て涙。

家庭教師のロランスと家政婦のベルタのキャラもすごく良くって、2人が点子ちゃんを喜ばせようとするシーンにほっこり。
点子ちゃんのお母さんが1番イラッとくる。
お父さん優しすぎんか。
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