久々に観ました。マイク・レメディオスの歌詞入りの日本公開復刻版で観るのがオールドファンのこだわりどころです。
ブルース・リー初主演映画だけあって、衣装や建物などチープなものばかり。途中で予算がなくなりロケ先のタイのお菓子メーカーにお金を出してもらったという話しもあるくらい。
この映画の殺陣がブルース・リーではなくボス役のハン・インチェが努めたらしいので、闘いでナイフやノコギリや斧を使って血が飛び散ったりと他のブルース・リー映画とは違ったスプラッターなシーンが随所に見られます。ヌンチャクも怪鳥音も無いので、リー映画では異色作と思っています。
そしてこのボス役ハン・インチェですが最後の格闘シーンで、意外と動けています。燃えよドラゴンのシー・キエンや本作の途中まで主役だったジェームス・ティエンよりも全然いい動きをしています。ヒロインのマリア・イーも可愛いし、チープながら楽しめる映画でした。