とり

モータル・コンバットのとりのレビュー・感想・評価

モータル・コンバット(1995年製作の映画)
4.4
ビデオゲームの映画化作品は9割くらいの勢いで劇場で観てますが、モーコンももちろん飛んで行きました。
確か神戸三宮の映画館だった記憶。
スト2ほどやりこんではいなかったし、このゲームを設置してあるゲーセンに出会ったことも数回程度、もっぱら家庭用ゲームでプレイしてただけ。
しかも洋ゲーなのでゲームバランスもコマンド入力もシビアすぎて、残酷な描写だけが話題になってただけというクソゲーの鏡みたいなゲームでした。
ちなみに私の愛用していたキャラはサブゼロ。卑怯な氷の飛び道具連打プレイ。
映画本編はそれらしきキャラやそれらしき必殺技がちょこちょこ出てくるので、時々ニヤリとできます。まぁ一般の人にとってはC級のどうしようもないクズ映画って感じかも。
同ジャンル系の中では登場人物の描き方はかなりましなほうです。
特にクリストファー・ランバートが意味もなくカッコいいんですねー。ハイランダーが観たくなること間違いなし!
そして一応主人公のアジア系青年、これがかなり動ける人っぽく、見た目もなかなか。日本でいうところのケイン・コスギ風ですか。
そしてアメリカ人代表の俳優役の彼もちゃんとボケ役っていうか暗くなりがちな作風を爽やかに味付けしてくれました。
強いて言うならヒロインのソニアが微妙。真のヒロインはキタナ姫ということなら、まぁ。
そして一番強烈だったのが悪役の日系のおじさん。ハイランダーもかすむほどの悪の魅力パワー全開。こんな作品で埋もれさせるのはもったいない。と思ったらけっこうメジャー作品にいっぱい出てました。やっぱりな。
私のサブゼロはいまいち活躍の場がなく残念だったけど、スコーピオンはよく頑張ってました。色違いの同キャラと思えばサブゼロの扱いも許せる。
ていうかこのあたりのキャラみんなぜったい体操選手に違いない!バク転とか動きがもろ体操系。
クライマックスのボス戦、テーマソングとともにすっごい盛り上がり!緊迫感漂っててカッコいい格闘シーンになってます。
カット割りや歯切れのいい展開はさすがのポール・アンダーソン。当時からすでに低予算でそれなりのものを作る腕前を持ってたようです。
そしてテクノ系のテーマソングがまたかっこよいのです。
モ~タ~コンヴァ~!
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