モータルコンバットの映画化なんでひたすら戦うだけってのはわかってた…つもりなんですが、想定を超えてグダグダだったなというのが率直な印象です。どうしても2021年版リブートMK映画との比較になってしまうのですが、アクションのキレもテンポ感もシナリオの奥行きもザックリですよね（いや2021版もテンポは不安定なんですが）。フェイタリティもレーティングの都合かあんまりなかったし。特にゴローちゃんの動きがモッサリしているあたりに時代を感じます。2021だとちゃんと動けてたけど、やっぱり時代の進化があるんだね…。鷹揚な作りの良さみたいなのはあるんですが、それってアクション映画としての美学とは相反すると思うので、なんともはや。
良かったところを記録しておくと、モーコンの実写化であることに衒いがないことでしょうか。テクノシンドロームを出し惜しみする気が全く無いし、CGはCGらしさバリバリでケレン味に溢れています。総じてアレですが珍味みたいな楽しみは結構ありました。キャストも肉体美には溢れていたと思います。筋肉大事だよね。
