YasuhitoArai

ハムレットのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

ハムレット(1964年製作の映画)
3.8
グリゴーリ・コージンツェ監督作品。
ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞受賞作品。

ソ連版ハムレット。
最初の松明と黒煙に浮かび上がるタイトルからしてかっこいい。全体的にかなり暗い画面で台詞も多くて眠くなるけど、カメラがいい動きしていたり、目を見張るショットがちょこちょこあって面白い。画の面白さもあるけど、ショスタコーヴィチの音楽がかなりいい。

荒波のショットがよく出てくる。王の亡霊の登場シーンがかなりかっこいい。暗い画面が上手く効いていた。オフィーリアの自殺シーンもかなりビビる。最後の決闘シーンも興奮させた。
全体的に暗めでホラー的な中、終盤に出てくる墓掘りのコメディキャラがけっこう良くて、いい小休止になってた。
YasuhitoArai

YasuhitoArai