キモサベ

39 刑法第三十九条のキモサベのレビュー・感想・評価

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)
3.2
1999年の作品ですかぁ
レンタルするにも、当に置いてある店もなく、動画配信サービスでの鑑賞となりました

当然ですが、今(2023年11月鑑賞)にしてみれば、時代を感じます
一番は、とうの森田監督さんはもう、いらっしゃらないです(2011年没)

なんと言っても、ホームドラマ(「家族ゲーム」)から時代劇(「椿三十郎」)まで・・・
ほんと幅広い見識と言いますか、教養と言いますか、硬軟自在と言いますか・・・そして本作です 
本作からは“力技”、何か捻じ伏せられた感がありました

最初に感じたのがキャスティングの“確かさ”です
いわゆる“個性派”を散りばめました
加えて、過剰なまでの演技の“クサさ”・・・その意図するところを教えて頂きたいです
それと“カフカ”なんて名前も

その香深(鈴木京香)が、被告人柴田(堤真一)の過去を追うために各地を尋ね歩くシーンは、何か「砂の器」(74年)を感じてしまいました

緊張と緩和・・・
ジャンル的にはもちろん法廷劇ですので、このジャンル独特の重厚感があるのですが、先ほど書いた達者揃いの俳優さんたちのクサい芝居や台詞まわしがいい意味で緊張を緩和してくれました
キモサベ

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