山中潤一official

39 刑法第三十九条の山中潤一officialのネタバレレビュー・内容・結末

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

全員、芝居うますぎな。

ものすごい簡単にまとめると、
昔、妹殺された。
その犯人は刑法39条と少年法に守られて死刑にならなかった。

妹を殺された堤真一は、
二重人格者として、その犯人とその妻を便宜上殺した。

堤真一の目的は、
妹への復讐と、刑法39条への警笛。

ってだけなんだけれど、
シナリオが完璧、芝居も完璧。

だけれど、
どうしたってややこしくなってしまうから難解かも。

加えて問題なのが、
鈴木京香の問題もねじ込んでくるので
ややこしさに拍車がかかってる。

確実にいらないアナザーストーリーなんですよね。

とにかく芝居がすごいってのがこの映画の見どころなのかも。
逆をいえば、これだけ芝居がいいのに展開で潰しちゃってる感は否めない。

カメラワークとかも特徴的で
初老の視力を体感出来ます。

リメイクして欲しいな。

映像作品よりももっと簡素化させれば、
とてもいい演劇になると思う。

お父さんの話と鈴木京香の話を除外すればいけるんじゃないかな。