このレビューはネタバレを含みます
全員、芝居うますぎな。
ものすごい簡単にまとめると、
昔、妹殺された。
その犯人は刑法39条と少年法に守られて死刑にならなかった。
妹を殺された堤真一は、
二重人格者として、その犯人とその妻を便宜上殺した。
堤真一の目的は、
妹への復讐と、刑法39条への警笛。
ってだけなんだけれど、
シナリオが完璧、芝居も完璧。
だけれど、
どうしたってややこしくなってしまうから難解かも。
加えて問題なのが、
鈴木京香の問題もねじ込んでくるので
ややこしさに拍車がかかってる。
確実にいらないアナザーストーリーなんですよね。
とにかく芝居がすごいってのがこの映画の見どころなのかも。
逆をいえば、これだけ芝居がいいのに展開で潰しちゃってる感は否めない。
カメラワークとかも特徴的で
初老の視力を体感出来ます。
リメイクして欲しいな。
映像作品よりももっと簡素化させれば、
とてもいい演劇になると思う。
お父さんの話と鈴木京香の話を除外すればいけるんじゃないかな。