このレビューはネタバレを含みます
殺人容疑で逮捕された犯人 柴田真樹(堤真一)には、事件当時の記憶がない。やがて裁判が始まると弁護側は心神喪失を主張、精神鑑定により、被告人が多重人格と認定される。ところが鑑定を行った教授の助手 小川香深(鈴木京香)は、被告人の精神障害は詐病と直感し、独自の調査で柴田の内面に迫って行く。
｢心神喪失者を責任無能力として処罰せず、また、心神耗弱者を限定責任能力としてその刑を減軽する｣と記された刑法第三十九条をモチーフにしたサスペンス。
法廷において検察官と弁護士が早口なうえに小声でボソボソ喋るので聞き取りにくくストレスがたまる。香深とその母親との確執が本筋とどう絡んでいるのか読み取れなかった。
