はるはるはる

39 刑法第三十九条のはるはるはるのレビュー・感想・評価

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)
4.3
圧倒的熱量で描かれた作品。
ジリジリと押し潰す様にこちらに迫ってきます。
刑法39条の意義を問い直すと言うよりも
サスペンスとしての人間と人間のぶつかり合いを
モチーフにしていると感じました。
犯罪、貧困、虐待、精神疾患などの扱い方が
どうしても紋切り型になってしまっているのは
作品ができた時代としては仕方ないかも知れません。
現在であれば、もっと「事実は小説より奇」としして
リアリティを増せた可能性もあったでしょう。
ともかくも強烈な迫力、必見です。