ゆき

39 刑法第三十九条のゆきのレビュー・感想・評価

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)
3.8
どこかで終わりを決めないと

惨殺事件、逮捕された劇団員は殺意を否定した。大人しいと思われていた犯人は裁判で全く別の人格を現し、「心身喪失者」として減刑対応となる可能性がでてきた。

一人の人間といいつつもみんな見せない顔はある。
コントロールできない人格は果たして自分なのか?
いろんな問いかけが続く作品でした。そして恐怖が脳裏によぎる余韻でした。
テーマ自体もそうですが役者さん達の織りなす空気感はとても繊細で、余計な事を考えると作品を汚してしまいそうだった。
もう一度!とはならずとも、永く見続けるべき一作だと思う。
ゆき

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