ぽち

初恋のぽちのレビュー・感想・評価

初恋(1951年製作の映画)
3.1
原題は「SECRET PEOPLE」で秘密結社のことを描いた作品だが、初恋などと訳の分からない邦題のおかげで「ロマンスが無い」と非難を受けた可哀想な作品。

知らぬまに組織に取り込まれ深みにはまって行くヒロインの描写は上手く、サスペンスとして十分楽しめる。

バレリーナを目指していたオードリーの踊るシーンが観られるのも嬉しい。20歳頃の初々しくしなやかな踊りは「銀幕の妖精」と呼ばれるに相応しいものだ。

ただ邦題とオードリーの初期作と言う作品にとっての二重苦で、純粋に評価されない可哀想な作品だ。
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