北海道出身のロックバンド「ブラッドサースティ・ブッチャーズ」のドキュメンタリー。ナンバーガールやイースタン・ユースと並ぶ日本オルタナ・ロックの最重要バンドの一つです。
ギターボーカルの吉村氏は既に逝去されておりますが、本作は、遺作となるアルバム『Youth(青春)』の一つ前の、『NO ALBUM 無題』をリリースした後、バンド内の人間関係やバンドを取り巻く環境を切り取っています。
急死でしたのでまだまだ現役の頃ですが、何故か死期が近いような発言が所々に見られます。物語は基本的に死と再生を描くといいますが、ロックにも似たところがあるのか、急死したロックスターはそんな風に見えます。
激しくて不器用で優しい最高のバンドですが、お金の問題も含めて、ステージにいない時でもバンドマンとして生きていくのって決して生半可なものじゃないんだと、身をもって理解させてくてる大先輩。R.I.P.🤞