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ヨシワラのジャンのレビュー・感想・評価

ヨシワラ(1936年製作の映画)
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二階建ての建物、海にせり出した高台とボートが浮かぶ海面、日本人の密使が潜む木(忍者のよう)と中国人が歩く道など、高低差の演出がうまい。霧、蝋燭の火(が照らす提灯)、風を撮る心意気も好ましかった。
売春婦は『輪舞』、早川雪洲による女への献身は『無謀な瞬間』、フレームの真ん中に女がポツンとおり周りを男たちが取り囲む裁判の構図は『歴史は女で作られる』を想起した。
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