初観は、小学校での道徳の授業の一環でもあった映画鑑賞会。
「裸の大将」といえば、一般的には芦屋雁之助さんが演じたテレビドラマが有名だが、あれは全てフィクション。
実際は、徴兵を逃れる為に放浪の旅に出て、行く先々では泥棒や異常者扱いされ、精神病院に入れられてしまったりとハプニングの連続。
一番の違いは、旅先では殆んど絵は描かず、施設に帰ってきてから驚愕な記憶力を元に描くとこ。
映画は、山下清の自伝を元に脚本が書かれているので、ほぼ忠実に描かれている。
小林桂樹が山下清を演じているが、実際に本人から切り絵の手ほどきも受けたとか。
新聞記者役にハナ肇とクレイジーキャッツ、他に三木のり平、森川信(「男はつらいよ」の初代おいちゃん)、柳家金語楼といった名コメディアンらもカメオ出演している。