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イン・ザ・スープのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画作りをしたいだけの青年が破天荒な掴めない男ジョーに振り回される、可哀想かと思いきやなんだかんだ憎めない素敵なストーリーでした!
資金集めの為にありとあらゆる犯罪に巻き込まれながらも、肝心の映画は全然制作が進まず振り回されっぱなしの主人公が観ていて飽きず、ただ内容の割には落ち着いたテンポで心地よかったです。
盗みに入った家の家主の悩み相談を聞いたり、夕食の為に一緒にダンスの練習をしたり、なんだか癖になるシーンもあり常に楽しそうなジョーが羨ましくもなりました。
ラストは発砲音はしたのになんで…?と思いながらも、やっぱり当たってたんだとなる最期はショップでありながらもジョーらしさも感じ、何より終わり方が最高でした。
地味にキャスト陣も豪華で、ジム・ジャームッシュやスタンリー・トゥッチは勿論、デビ・メイザーの出演にも少しテンションが上がりました。
不思議な魅力に溢れるジョーが癖になる、素敵な作品でした!
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