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地球の静止する日のLEOのレビュー・感想・評価

地球の静止する日(1951年製作の映画)
3.6
ある日突然地球にやってきたUFOから、ひとりの異星人が降り立った。
彼は地球に警鐘を鳴らすためにやって来たのだが、彼の連れて来たロボット“ゴート”の科学力に怯えた地球人達は…という話。

この映画が制作された1951年といえば朝鮮戦争が始まった頃で、同時に米国とソ連が本格的に敵対し始め核の脅威が拡大していた時代。
そんな時代に名匠ロバート・ワイズ監督は、作品を通じて人類に危機感を持てというメッセージを送りたかったに違いない。

しかし「やられる前にヤレ!」ってのは今も昔もアメリカ的な行動だよなぁ…。
一見『サウンドオブミュージック』を生み出した人が作ったとは思えない真反対の雰囲気の映画にも思えるが、根底にある「戦争はイカン!」というメッセージは共通している。
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