大道幸之丞

ターミネーター2の大道幸之丞のネタバレレビュー・内容・結末

ターミネーター2(1991年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

いつのまにか続編が出ているので、この際2から観直すことに。

今回の2ではターミネーターT-800がコナー親子を護るために未来からやってくる。コナー親子を消すために送られて来たのはリキッドメタルタイプのT-1000。仕方のないことだが今のCGのグレードではないので観ていてつらいものがある。

でもって瞬時に手が剣になるし即時に武器に変形出来るのだが「これは怖いかなぁ?」とふと疑問になる。むしろ笑えてしまう。

T-800もT-1000も溶鉱炉で融解してしまうスペックなのは戦闘マシーンとしてはお粗末過ぎやしないかと思う。炎の燃え盛る中で戦う事もあるはずの未来の戦闘マシーンが。である。

このシリーズは未来から「過去を変えよう」と刺客が送られてくる恐怖で緊張感が保たれていたと思うのでT-800が味方になりT-1000がおもしろターミネーターであることで緩くなってしまったなあと感じた。

本作では「」未来を破滅に追いやった自立型ネットワークコンピューター「スカイネット」を構築したエンジニアを抹殺しようとサラ・コナーはするが、「スカイネット」は一般家庭にある汎用コンピューターを(おそらくクラスタ構成)利用したネットワークが実態で、ホスト1台を破壊したところで解決出来る話ではなかった旨が示されている。

これは「インターネット」の原型が核戦争時に1箇所が攻撃されてもデータが分散・同期更新される「ARPANET」であった事をそのままヒントにしたものと思われる。