1991年、ジェームズ・キャメロン監督、ジェームズ・キャメロン、ウィリアム・ウィッシャー脚本によるSFアクション・アドベンチャー。
1984年に始まるシリーズ、第2作目。
本作でも二体の「ターミネーター」がタイムスリップをしてご登場、一体は守護者となる旧型T-800、もう一体は純然たる暗殺者、殺害を目論む最新型T-1000、渦中の人物は前作の主人公サラ・コナーの一人息子ジョン・コナー。
シュワちゃん演じるターミネーター、T-800が善玉にフェイスターンする素晴らしい続編。
また前作ではダイナー勤めの大学生だったサラ・コナーさんもヒールターンではございませんが、見事な戦士にご転身。
T-800とジョン・コナー君の愛すべきバディ・ムービー、そして母親サラと愛息ジョンの起伏ある人間ドラマに仕上がっております。
T-800が人間理解を深めていく過程は秀逸で、とりわけクライマックスは感動もの。
序盤、ジョン・コナー君の悪童ぶりの背後で流れるGN'Rの"You Could Be Mine"も非常に印象的でございます。
エドワード・ファーロングさんにおかれましてはその後、いろいろとあったようですが、ワタクシ自身は2011年の『フローズン・ライター』(Below Zero)などはかなり好みの作品でございますし、さらなるご活躍を期待しております。